主演/監督/脚本/編集 全部を務めたヤンイクチュン氏。
まず、このヤンイクチュンが私の兄にソックリで(顔が)最後まで兄にしかみえなかった。
と、いうことはどうでもいい。
見終わっても、余韻が残るなどでなく、魂にまとわりつくような。
こんな映画みたら、他の映画はしばらくもういい。
キムギドク監督の「悪い男」を観た当時も同じような気持ちになった。
でも、今回はもっと、なんだ、心が叫ぶというより、ほんとに魂が嗚咽をあげる感じ。
この映画に出ている全部の人が叫んでる。
ように感じた。
最後の場面。
あの場面がなかったら、きっと全然違った映画になってたただろうな。
たましいの場所について、たましいの在り処について
久しぶりに、考えてしまう。
ヤンイクチュン監督、こんなにクソ素晴らしい映画撮ったら(初作品ですって)
しばらくなにも撮らないのでは?と、勝手に推測してしまう。
いや、こんだけ伝えれる作品を作れたら
次に行くまでにものすっごい時間かかるんやろか。
でも、観たい。
見終わった早朝にじょばじょば泣いては汚い顔でブログ書いてしまうくらいです。
眠いのに。
気持ちが、少し爛れながら暮らしてて、
それでもなにか、その瞬間かなにか、「本気」じゃなかったら、擦り傷でも全然、治らない。
痛みって、ずっと感じてると痛いってことさえも当たり前になってしまうけれど、
本気で痛めている部分は、やっぱり、本気で治したいっておもわなきゃ治せない。
悲しい映画なのかもしれないけれど、
私は久しぶりに慰められたような気持ちになりました。
受け止めてもらうというような。
素晴らしい。
私も、作りたい。自分が作れるもの。
表現するって、すっごいことだね。今更、、。
