2017年12月19日

淡交。

いつもいく店で会う人がいる。話はしない。
朝に乗る決まった時間の電車でだけ、見かける人がいる。
毎日同じ時間にとある喫煙所だけで会釈する男性。一度だけライターを借りた。
務める飲食店に決まった曜日だけにくる女性。

話をしたこともなければ、何処に住んでるのかも、名前も知らない。
けれど、好きな珈琲が何かは知っている。
読んでいる本が何かも知っている。
吸っている煙草の銘柄も。
決まって頼む食べものも、好きな飲み物も知っている。
逆に、それしか知らないとも言える。
決まった場所や曜日や時間、其処でその人を見ると安心するのはなんだろうか。
しばらく見かけなくなるとどうしたんだろうかと気にもなる。
何も知らない人を知っているということに、その距離にすっきりとした心地よさを感じるのはなんだろうか。

posted by 見汐麻衣 at 01:39| Comment(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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