2016年11月27日

欲望は砂でできている。


「いや、砂ではなく粘土でしょ。」
と、返された。

「粘っこい土でできてるなんて、あんたの欲は相当しつこい。」と返すと
「砂でできてる欲なんて、欲でもなんでもないじゃんか。」と言われる。
なんだこのどうでもいい会話は...と思いながら酒場を出て友人と別れ電車の中、
「いや、どうでもいいことでもないかもしれない。」とふと思う。
強く望むそれを満たすため、何らかの行動を取りたいと思い、それが満たされたとき、快を感じるとしたら、
満たされた途端になくなってしまう何らかが必ずある。そこには虚しさと寂しさしかない。いや、なにもない。なにもなくなってしまっている。
と、わかっていてもまた、強く望むものがうまれたりする。

「自分の中心に欲を置くのはやめなさい。中心には情だけを持ちなさい。」
幼少の頃、おじいちゃんに言われていた。
どうにも忘れることがなく今日までずっと憶えている。
ずっと憶えていることが時々、今の自分の行いの邪魔をすることがある。
などと考えながら最寄り駅で降りた途端に目に入った男女が、最終電車に乗るか乗らないかでもみ合う様をみて
「いやぁ、欲望は砂でも粘土でもないな...性だよ性。どうしようもないものだよ。
この二人、今からセックスするんだろうな。」と、途端に下衆の思考へ変わる。

品のない思考で始まる週末。
風邪はひきたくない。



posted by 見汐麻衣 at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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