2015年01月04日

1月

年が明けた。
今年は陽気な気分に一切なれず、「明けましておめでとうございます」と、口にするのにも違和感。
なんだろうか。安部公房ばっかり読んでいたせいだろうか。関係ないか。昨年末からくさくさしている。

昼に新宿まで出て、花園神社に向かう。参拝客の行列にうんざりし、厄よけのお守りを買っておみくじをひく。
自慢ではないがここ数年おみくじをひいて大吉がでたことがない。2007〜2009年の3年間は凶だった。
そして2010年は大凶。笑ってしまった。なぐさめなのかなんなのか知らないが、巫女さんが近づいてきて話かけられたのでしばらく立ち話。「芸事やってる方はあれですよ、大凶はとてもいいといわれているんですよ」と言われ「じゃぁ、普通に仕事をしている人はどうなんですか?」と聞くと「それは...より慎重に過ごしなさいと、目をかけて頂けてるんですよ。」と返されたが「そんなもの言い方ひとつですよ」と言ってしまい沈黙が続く。なんて嫌な女なんだろうか。多分「お前がそんなんだから大吉もひけねぇんだよ。」とあの巫女さんは思っただろう。100円払って不快な気持ちを買うなんて馬鹿げていると思うのに毎年ひいてしまうのがおみくじ。今年は末吉。
すえた吉ならまだ凶の方がいいじゃないかと思いぶつぶつ小言を言って紀伊国屋へ向かった。
巌谷國士氏の著書と、北園克衛の詩集。安部公房氏の文庫本を数冊購入。

よく行く喫茶店はどこも満席。正月に外出したことを悔やむ。
仕方がないのでチェーン店の喫茶に入る。右隣の中年夫婦が子供の今後のことで喧嘩をしている。
大変だなと思いながら聞き耳をたてる。
「愛嬌なんてね、知らない人にふられたってただの迷惑なんですよ!」と、中年の女が言った。
「いいじゃないか、よかれと思ってそうしているんだから」と中年男。
「はぁ....なんにも見えてないんですね、おとうさんは!」
なんの話かわからないが、中年女の言ったそれに心で深く頷いてしまった。

「目立たないもの」と「見えていない」は同じではないとふと思う。
見えているものをきちんと見ようとすると見なくていいものばかり見えてくる。
と思っていたけれど、見えているものをより見ようとすると見たかったものしか見えてこない。と最近はそういう風に考えるようになり、見てばかりいる。いろんなものごとを。

左隣の子連れ夫婦と親族の会話。
「○○君は大きくなったらなんになりたいんだっけ?」
「僕はねぇ、大きくなったら凡人のプロフェッショナルになるんだよ!」
「なんだそりゃ?ワハハハハ。変なこというねぇ」
「変じゃないよ!普通の凄い人になるんだよ!」

いやぁ、なんていい言葉だろう。凡人のプロフェッショナル。
何かにたけた人になろうとせず、凡人のプロになるなんて。

子供は理解を得られなかったことが不服なのか、俯いて手に持っていたフォークを自分の太ももに何度も
刺す真似をしていた。






posted by 見汐麻衣 at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月05日

かくかくしかじか

起きているのか寝ているのか、自分でも曖昧な時にみている夢(なのかよくわからない)で語りかけてくる男がどんどん巨大化し、その男が羽織っている着物の紫が全部を覆い尽くし紫の薄い皮膜のようなものにかわり街をすっぽりゆっくりと覆い尽くした様があまりに不気味なのにきれいで空中にできた四角い穴からみとれているうちにはっきり起きた。「白や青や橙や。黒や灰色黄色や赤や。」と小唄のよな節回しで唄う男の声と一緒に。

この男、時々夢にでてくるけどなんだろうか。



posted by 見汐麻衣 at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月06日

中華屋にて。

中華そばを食べる。
瓶ビールを頼もうとする50代位の男性 唐突だった。
客「よぉ、にいちゃんよぉ、この中瓶とよぉ大瓶とよぉ、どっちが量多いんだ?」
店員「大瓶......ですかね?」
客「でもよぉ、だいたいコップ3杯が中瓶、4杯が大瓶なんだよぉ。その一杯の差ってよぉなんだろなぁ。」
店員「......中瓶500円、大瓶680円なんで180円分大瓶のほうにはねぎらいの一杯が入ってるんすかねぇ。」
客「......なるほどなぁ。じゃぁおれは今日がんばったんだよぉ。大瓶くれ。」


おっちゃん、おつかれ。


posted by 見汐麻衣 at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月07日

深夜便

毎晩ラジオを聴きながら寝ている。

スーパーに買い物に行ったら鮮魚コーナーに山下達郎がいた。
「おぉ......」と思いながら見ていると、スーパーで流れだした音楽がRide On Time。
「おぉ......!!」と思い横を見たら買い物かごを持った佐野元春がRide On Timeを唄いだし、示し合わせたかのようにヤマタツさんまで唄いだす。
「おぉぉぉぉぉ!!!!!」と感動していたら起きた。

つけっぱなしのラジオからヤマタツさん。少し興奮している寝起きのひと。
夢と現実は連続してる。辻褄があわない事でもいやむしろ辻褄があわない、ランダムなことの連続性の方がとても現実的だなと。夢の時間と、この時間は混ざり合ってる。

ラジオから流れるヤマタツさんは清々しくてしばらく起きていた。
posted by 見汐麻衣 at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする